Pride talk 企画
Pride talk 企画

バスガイド、うぐいす嬢の育成を応援します

バスガイドという職業をなくさないために

もともと絶滅危惧種だったバスガイドは、今、世の中から忘れ去られようとしています。
全国的に見てもバスガイドの数が減り、コロナ禍で更に追い打ちをかけるような状況です。
私自身、現役のバスガイドとして思う事、それはこの職種は残していかないと、残さなきゃいけないという事です。
現在はフリーで行っておりますが、バスガイドの人材育成・研修にも携わり一人でも多くの方がこの業界に興味を持ち、
貢献できるようにサポートしております。
バスガイドとして必要な知識、話し方や心得など旅の案内人のプロへ育てます。
併せて選挙カーのうぐいす嬢の育成も行っておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

Profile コロナに負けるな、頑張れバスガイド


1976年12月17日生まれ。岡山県鏡野町出身。高校卒業後、バスガイドとして就職し選挙のうぐいす嬢にも携わる。
その後、NPO法人いーなプロジェクトを立ち上げ、パン・パパン-隠れ家-田作の代表を務めながら、フリーのバスガイド・うぐいす嬢の仕事を並行しています。

現在の職業を教えてください。

「パン・パパン&隠れ家・田作」の代表、「NPO法人いーなプロシェクト」の理事長、「鏡野観光」でバスガイドと選挙のうぐいす嬢、それぞれの仕事を平行しています。バスガイドやうぐいす嬢など家の外での仕事の合間を練りながら、家に居るときはNPO法人の企画や決算をしたりなど、常に何かしらしています。

バスガイドとうぐいす嬢をするようになったきっかけは?

高校卒業後の進路を決めるうえで、自分ができそうな職の中で給料の高い順に志願しました。正直バスガイドになりたいって思ったことはないんです(笑)。将来したい仕事っていうのもはっきり希望はなかったんですが、制服のある職業に憧れていたので、バスガイドもその一つではありました。ある日、家の整理をしていた時に保育園の頃の荷物が出てきて、その時の夢に「バスガイドになりたい」って書いてあったんです。全然記憶にはなかったのですが、よく考えると当時友達のお母さんが綺麗で優しくて、そのお母さんがバスガイドをしていたから「こんなお母さんになりたい」っていう思いで書いたんだと思います(笑)。バスガイドの仕事をしている中で、うぐいす嬢の仕事の話をいただきました。地元の鏡野町が好きで、いずれは戻ってきたいと思っていたので、結婚して子供が生まれてから、鏡野町に戻り「鏡野観光」で仕事をしています。

人前に立つのは緊張しないですか?

昔はすっごく人見知りで人と接するのが嫌でした。今でこそ「褒めて伸ばす」っていうのはありますが、周りから褒められたことが少なかったのもあって自分に自信が持てなかったんだと思います。でも、仕事を通じてお客さんや運転手さんから褒めてくれることが増えました。お客さんからの声ってその場ですぐに実感できるのでやりがいにも繋がって、要領や自信が身に付きました。

NPO法人とパン屋さんをはじめたのは?

自分の子どもがまだ小さい頃、鏡野町は私にとって育てにくい環境だったんですね。私が生まれ育った故郷を子どもが嫌ってどうなんだろうってふと思ったんです。その環境を変えたいって思い立ったのがきっかけです。それから妹と一緒に地域づくりに関しての勉強をし「NPO法人いーなプロシェクト」を立ち上げました。「鏡野町にない、あったらいいのにな」ってみんなが思うものをつくっていくような活動をしています。当時、町にパン屋さんが無かったので、手作りのパン屋「パン・パパン&隠れ家・田作」をオープンしました。とにかく地域にまつわる取り組みをしたくて、「地域の縁側」的な存在の場をつくりたかったんです。地域のおじいちゃんやおばあちゃんがこたつに入っている横で、子ども達への宿題塾や農業体験、その他にも様々なイベント・観光に関する活動をしています。

仕事で悩み事がある時は?

考え事大好きなんです(笑)。でも嫌な事があったらそれにとらわれてしまうので楽しい事ばっかり考えます。好きな物を食べに行ったり。それでも、悩み事が解消できなければ、その内容に沿っていろいろな人に相談します。ありがたいことに主人もいつも愚痴を聞いてくれて、腑に落ちるようなことも言ってくれるんですよね。素直にアドバイスを聞けるタイプではないのですが、褒めてくれたり、愚痴を「うんうん」って聞いてくれるだけで悩みが解消されますね。例えば、嫌な意見や反対意見を言われたとしても、「悩むほど暇じゃない」「この人と結婚するわけじゃない」ってポジティブに思うようにしています(笑)。

仕事への思い。

夢や目標を達成するために、焦らず何にしても「やり続ける」っていうのがひとつの課題です。たとえ嫌な事があっても最終目標に、決めたことを達成するために、ただ遊んでいるだけ。そういう風に思うようにしました。そしてどの仕事をするにも大前提に、愛をもってすべての仕事がしたい。嫌いな人をできるだけつくらないようにしようと心掛けています。社会的な面で見て、人から必要とされていないと生きている価値はないと思っています。だから、私に出来ることだったらなんだってしたいって発想ですね。
紹介動画

私の地元岡山県鏡野町にある、「奥津渓谷」をご案内いたします。